ファイナリスト一覧
1位 小島 卓 Transition Fassinoned
コンセプト
幼少期に感じた夏から秋へと季節が移ろう哀愁を追憶し、創作した一杯。スモーキーかつウッディな印象が特徴で、提供直後にグラスを包む白檀とシトラスを纏った燻製の煙が花火の残り香を呼び起こす。自家製ポルチーニビターズの深みと金木犀・ローリエのコーディアルが秋の移ろいを描き、アンバーシロップが穏やかな甘みを加える。スモークの演出と意図的に混ぜすぎない構成が時間の経過とともに味わいにグラデーションをもたらす。
2位 Sheng WangThe In a Wooden Mood
コンセプト
ジャズスタンダード「In a Sentimental Mood」から着想を得た。「四季の木」をテーマに、時が移ろっても本質は変わらないというオールドファッションドの普遍性を表現。サーブ直前の黒文字スプレーが日本の森を思わせる清冽な木の香りを立ち上げ、無花果の葉の青みとミルキーさ、金木犀シロップの甘み、フィノシェリーのドライネスが香りの層を段階的に形成。最後に香木・伽羅(きゃら)を思わせる線香のような余韻がウッドフォードダブルオークの樽由来のキャラメルと重なり、氷が溶けるとともに香気が変容していく飲用体験そのものが一杯のテーマとなっている。
3位 濱 真太 Shikimeguri Old Fashioned
コンセプト
日本の四季を「茶の所作」で紡ぐオールドファッションド。練り抹茶と煎茶コーディアルで春夏の清々しさを表現し、オレンジピール&カルダモンのティンクチャーとバニラ・チョコレートビターズが秋冬の温かみと深みを加える。抹茶と煎茶の甘さをすっきりとまとめた土台に、スパイスとビターズが優しく重なり、四季がゆっくりと巡るような温かい余韻が続く。茶筅を用いた茶道の所作をカクテル体験に溶け込ませ、金箔と畳コースターが五感を満たす、初心者からウイスキー通まで楽しめる一杯。
ファイナリスト
Sheng WangThe SG Club(東京都)
田辺 友美 Starbucks Reserve Roastery Tokyo ARRIVIAMO(TM) Bar(東京都)
松本 拓弥 Waldorf Astoria Osaka, Peacock Alley(大阪府)
小島 卓 The Ritz-Carlton, Tokyo The Bar(東京都)
濱 真太 茶寧庭(石川県)